6年生が広島への修学旅行から帰ってきた日、日本中が感動するニュースが飛び込んできました。それは、2024年のノーベル平和賞を日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が受賞されたのです。日本のノーベル平和賞受賞は50年ぶり、しかも、私たちは現地のガイドさんからその話を聞き、資料館を真剣に見学して帰ってきた日だったので驚きました。
担任の先生たちは子どもたちと振り返り学習をするなかで、「受賞おめでとう」の気持ちは伝えたいが、平和学習を通じてどんなことを感じたか、自分はこれからどのような平和への行動をすべきか、という意見に変容していったと言います。被団協の皆さんは、子どもたちに平和を考え、その思いをこれからにつないでほしいと望んでおられるのではないかと、思いをはせたからです。そこで学習と体験の感想をまとめ、冊子を日本被団協事務局に送ることにしました。
担任の先生たちは「平和賞受賞でこれからお忙しいと思うから、返事などを期待するわけではないです。せめて読んでいただけたら。」と思っていたそうですが、なんと、卒業式直前に広島から卒業おめでとうというメッセージが届きました。本当に感激しました。ありがとうございます!
6年生の子どもたちへ披露したあと、卒業式の会場に飾らせていただきます。子どもたちがこれから平和な社会の作り手となってはばたいてくれますように。