3年生の体育で、アクロバットなどを専門に教えておられるプロの講師をお二人お招きし、マット運動のコツを教えてもらいました。身体づくりの基本から前転・後転・側転・ブリッジなど、プロの講師が実際に手本を見せながら、わかりやすく丁寧に指導してくださいました。器械運動が苦手な子どもたちもいますが、「この手の力を利用して押すと回りやすい」や、「腕をよく振ってその力を利用したら側転がしやすい」など、なんのためにその手は使っているのか、きれいにできなくてもそれでいいとプロに言われると、安心して頑張ることができていました。子どもたちの吸収は早くて、うまくできなかった子が何度か挑戦する中で「できた!」という声が聞こえてきたり、習っているのか得意なのかわかりませんが、上手にできるお友達が不得意な友達にアドバイスしていて一緒にがんばっている姿がみられたりしました。授業の後、講師の先生にお話をうかがうと「まずは楽しく体を動かすことの喜びを大切に、柔軟でたくましい身体づくりと同時に、笑顔で声を出す機会をつくっていくことが子どもの成長には必要です。上手にできることより、体を動かすことを楽しむ子どもたちを、学校でも体操教室でも育てていきたいですね」と言っておられました。